貯金をする前に大切なのが生活費と貯金額をどれくらいに設定するかです。定まらないと毎月ぼんやりとした資産計画になってしまいます。
そこで、生活費と貯金額の決め方をお伝えします。貯金にこだわり過ぎると、しんどくなり途中でリタイアする可能性が高いため、お金を使いながら貯めるのが続くコツもお話しします。
使いながら貯めるのが続きやすい
「お金を使いながら貯める」のが続けるために必要だと感じました。
3年ほど生活費10万円で過ごした結果、反動で浪費する時期がありました。ギリギリの生活だと、交際費や趣味に使う余裕がないです。貯金は時間がかかるため、欲求と上手く付き合う必要がありました。
何万円貯まったら使う!ではいつになるんでしょうか?
使用して初めて価値と交換でき、再度その体験をしたいから収入を増やそうと頑張れます。FIREする、1億円貯めるテンションだけで続かないです。
何のために貯金するのか
次に、何のために貯めるのか考えます。目標がはっきりしてる人ほど貯めれます。おそらは無理のある仕事をせずに生活することです。。仕事自体は好きですが、ハードな仕事には抵抗があります。
以前の職場は過酷ですが、貯金するためだけに働きました。1,000万円貯めてからは、休みが多い職場へと気軽に移れました。この時に、貯金額とメンタルの余裕が繋がっていると感じました。お金があると選択肢が拡がるため、転職や挑戦がしやすいと思います。
将来の貯めたい貯金額を決める
目標達成するために貯めたい貯金額を設定しましょう。
僕の場合、とりあえず3,000万円です。娯楽などのしたいことをする費用を除いた最低限の生活費が10万円のため、資産所得(4%ルール)から得るにはこの金額になります。
- 3,000万円×4%=120万円/年
優良な投資信託だと、年間4%で資産を切り崩しても増え続けるデータがあります。投資信託(株式)のため値動きが上下に激しいですが、15〜20年保有すると安定するため今後も積み立て続けます。
交際・娯楽費は本業や副業での所得から使おうと考えています。最低限の生活費を資産から得ているため、嫌いな仕事をせずに済みます。今後は、収入が減ってもいいので週4でゆるく働ける職場で働く予定です。
手取り収入の把握
毎月の手取り額(税金を引かれた後の額)を確認しましょう。
- 例)手取り:20万円
これが1ヶ月に使える金額です。ボーナスは含めて計算しないでください。
先取り貯金をする
次に、無理のない範囲で先取り貯金をします。最初にしておくとこれ以上使えない制限がかかるからおすすめです。
初心者でも20%貯められると貯まりやすい状態です。個人的な理想としては30%です。
- 貯金初心者 → 20%
- 目標額に応じて上げていく→ 30%〜
- 例)手取り20万 → 初心者なら毎月4万円を貯める(残り16万円使える)
支出の把握と改善
まずは、支出の把握をしましょう。貯金できない人は支出が分からないことがほとんどだからです。
次に、支出を改善するために固定費と変動費に分けて削れる部分を探しましょう。使いたい予算(交際費・外食・娯楽・趣味)を入れておきましょう。
手取り20万円の理想の生活費と割合(先取り貯金6万円除く)
割合 | 生活費(トータル16万円) | |
家賃 | 20% | 4万円 |
食費 | 12.5% | 2.5万円 |
光熱費 | 5% | 1万円 |
通信費(スマホ・Wi-Fi) | 3.5% | 7千円 |
日用品・雑費 | 2.5% | 5千円 |
交際費・外食 | 10% | 2万円 |
娯楽・趣味 | 10% | 2万円 |
交通費 | 2.5% | 5千円 |
医療・保険・カット代 | 4% | 8千円 |
- 固定費(家賃、通信費、サブスクなど):見直すだけで大きく節約可
- 変動費(食費、交際費、趣味):上限を決めてゆるく行う
先に割合を大きく占める固定費から改善しましょう。固定費は1度見直すと自動的に貯まります。家賃なら20〜25%が理想です。30%は高すぎると覚えてください。
通信費は3,000ほど格安SIMがあります。3,500円を超えると高いです。個人的におすすめな楽天モバイル(最強プラン)なら、通信量無制限でWi-Fiが必要ありません。

2〜3ヶ月試して生活費を決める
始めは予算内に収まらなくてもOKです。2〜3ヶ月家計簿をつけて、使いながら貯める意識を持って心地良い金額に調整しましょう。家計簿アプリでおすすめなのがマネーフォワードMEです。

余ったら貯金をしようと考えている人は、しっかりと使ってください。きっちり浪費して使い切ることが仕事です。すでに予算内で先取り貯金もしているため、これ以上貯めると心のモチベーションが保てません。
まとめ
「使いながら貯める」意識を持つことが大事です。ギリギリの生活だと貯金重視になり、使えるお金が少ないので何のために貯めるのか疑問に思います。ストレスが溜まり、途中でリタイアや浪費する可能性があります。
最初に先取り貯金をして使える上限を決めておき、次に生活費を考えます。固定費は見直すと自動的に節約できるため、家賃や通信費から改善しましょう。変動費は固定費ほどシビアに考えずに、上限を決めておく程度で問題ありません。
予算内に自分の交際費・娯楽・趣味(何にお金を使いたいか)を予算に多めに立てることが良いでしょう。人により価値観が違うために多めにする項目が違ってくると思います。