- ツアーナースってどんな仕事?
- メリット・デメリットを教えてほしい
- 学校・企業の旅行に参加者し、体調管理・ケガに対応する
- 気分転換しながらダブルワークができる
ツアーナースって面白そうだから働きたいが、どんな仕事ですか?と不安を持たれます。本業とは異なる仕事で、リフレッシュしながら観光地を回れるメリットがあります。
今回は、ツアーナースの仕事、給料、メリット・デメリットを紹介します。
ツアーナースとは?

主に修学旅行や、スポーツ合宿、企業の団体旅行に付き添います。
旅行者の健康管理や、怪我人の看護や応急処置をしています。旅先で何が起こるか分からないため、臨機応変に対応できる能力が必要です。
ツアーナースと病院看護師との違い
病院看護師は、正社員・パート・派遣看護師として働くことがほとんどです。
ツアーナースの場合、派遣会社に登録して単発バイトで働きます。
医療従事者は看護師1〜2人で、何かあった時に冷静に判断し、臨機応変な対応が必要になります。
勤務時間は決まっておらず、その応募したツアーが終了するまでのため、勤務時間が長くなります。
<イベントナースに興味がある方は以下のリンクへ>

ツアーナースの添乗先

添乗先やツアーの内容により同行時間が変わります。1〜3日程度の同行するパターンが多いです。
各年齢層が参加するため、同行するツアーによって対応する病気やケガが違います。看護師としてはより幅広い知識がある不安なく働けます。
ツアーナースの仕事内容

体調管理
主な仕事は旅行者の体調管理です。
事前の情報から持病や体調が変わりやすいことを把握し、万が一のことを考えて細く体調に配慮しなければいけません。
場合によってはバイタルサインの確認、休憩時間を細く設けるなどの対応も必要です。
病気・ケガの応急処置
旅行では、普段より持病の悪化やケガが発生しやすくなります。
擦り傷の応急処置・熱中症・捻挫・喘息発作などは時折見られるケースです。
最悪の場合は、胸骨圧迫等の救命処置も起こり得ます。受診時に同伴して救急要請や、受診先と連絡をするケースもあります。
食事・服薬管理

旅行中によく起こるのが食物アレルギーです。事前の打ち合わせが重要で、旅行者のアレルギーを把握し、食事場所や宿泊先との調整が不可欠です。
服薬管理では、小学生等が内服できているか確認します。アナフィラキーショックも起こり得るため、薬剤を常時します。
主催者との打ち合わせ
単発バイトが決定すると、事前に主催者と打ち合わせが必要です。
- ツアーのスケジュール・集合時間と場所
- 参加人数・健康状態・アレルギーの確認
- 持参物品
スケジュールの把握
旅行者の健康管理のために、スケジュールを知ることが重要です。
- 7〜8:00 集合 指定場所に集合・健康状態チェック・救急バックを確認
- 9:00 出発・移動事前 酔い止めを服用・エチケット袋を準備
- トイレ休憩 休憩所で体調不良者の確認
- 11:00 目的地到着 ツアーに参加しつつ体調不良者の確認
- 12:00 昼食 食物アレルギー者の食事確認・児童の服薬チェック
- 13:00 自由行動 ツアーに参加しつつ体調不良者の確認
- 17:00 宿泊先到着 看護部屋で待機
- 18:00 夕食 昼食に準ずる
- 19:00 レクリエーション 看護部屋で待機 体調不良者の看護
- 20:30 入浴・就寝 健康状態チェック(健康カード記入)・眠前薬チェック
- 22:00 職員会議 職員へ健康状態報告
- 23:00 部屋の巡回 必要時に看護する
- 24:00 入浴・就寝 日報を記入・看護部屋で就寝
- 2日目 起床 健康カードに記入・健康状態チェック
- 以後は1日目に準ずる
ツアーナースの給料

1〜数日間で、募集しています。2日以上だと、24時間体制で時給が安くなるため、考慮して参加する必要があります。
遅延するケースもありますが、延長した時間は給料が出るケースがほとんどです。
ツアーの交通費・宿泊費・入場料等は全額支給されます。
ツアーナースのメリット・デメリット

ツアナースのメリット
各ツアーは時期によって異なるため、自分の時間に合わせて参加できます。
給料を貰いながら旅行できるため、旅行好きにはオススメの働き方です。
ツアーナースのデメリット
2日以上のツアーの場合、拘束時間が長く、効率良く稼ぎたい方には不向きです。
仕事が不定期で、求人数にバラつきがあるため、ツアーナースだけで生計を立てるのは厳しいです。
ツアーナースになる条件

看護師または准看護師の資格がいる
看護師か准看護師の資格がないと、派遣会社に登録できません。
准看護師でも働けるため、幅広い求人があります。
臨床経験は3年以上
経験年数は決まっていないが、経験豊富で臨機応変に対応できる看護師が求められます。
1〜2人の看護師でツアーに参加するため、3年以上経験が欲しいです。
ツアーナース開始までの流れ

まずは、派遣会社の求人サイトから1分で簡単登録し、希望条件をフォーム登録します。
自分で探したor探してくれた条件の求人に応募し、選考・採用され開始となります。
【単発・派遣の登録ならMC-ナースネット】
ツアーナースになりたい看護師への注意点

あくまでも旅行を楽しむのは参加者のため、看護師は仕事で体調管理が優先事項になります。
ツアーナースは1〜2人で、個人で判断するケースが求められます。
初めて求人に応募する場合、経験がないため参加できる仕事が限られることがあります。
【まとめ】

- 学校・企業の旅行に参加者し、体調管理・ケガに対応する
- 日給12000〜15000円前後
- ツアーナースを開始するには派遣会社へ登録
- 気分転換しながらダブルワークができる
- 責任が重いためある程度の臨床経験がいる
おそら派遣看護師プロフィール