- 特養看護師は忙しくない
- 特養の仕事内容・給料
- 特養で働くメリットデメリット
- こんな人が向いている
結論から言うと、仕事は全く忙しくありません。
定時上がりがスタンダード、休憩が1時間は取れる、夜勤・オンコールなしと看護師にメリットが多いです。
3年間特養で働いた経験から、特養のリアル、仕事内容・給料、メリット・デメリットを紹介します。
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サイト名 | 登録 | 特徴 |
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特養看護師の仕事は忙しくない
- 65歳以上・要介護3以上の方が入居する施設
- 看護師の仕事は健康管理がメイン
- 治療・検査がない
- 身の回りの生活や清潔ケアがない(職場による)
仕事は健康管理がメインで、病院のような治療・検査がなく忙しくありません。
ルーティン通りする仕事のため、ゆったりできる仕事です。
食事介助、清潔ケア、おむつ交換、移乗などは各フロアの介護士さんの仕事です。
状態変化は、特養で対応できないことが多く、他院へ救急搬送や受診します。
この時はバタバタしますが、受け持ち制ではないため、複数の看護師で業務分担できます。
医師は常駐しておらず、緊急時には曜日の担当医に電話対応してもらえます。
特養看護師の仕事内容
- 医師の回診(気になる利用者のみ)
- 健康管理(バイタルサイン測定)
- ショートステイ利用者の把握
- 点滴・採血
- 経管栄養、インスリン注射
- 皮膚・褥瘡の処置(軟膏塗布・被覆剤)
- 薬剤の管理
- バルーンカテーテル交換
- 排便の管理(浣腸・摘便)
- 吸引・在宅酸素療法(HOT)の管理
- 看取り
健康管理、処置(点滴・皮膚処置・排便管理・経管栄養)、薬剤の管理と3〜6人で分担します。
採血は状態変化時や3〜4ヶ月/回、点滴はしない職場もあります。
身の回りの生活援助(食介、体位変換、オムツ交換、移乗)は介護士が行います。
特養看護師の一日スケジュール
- 8〜9:00 出勤(早出・日勤・遅出)
- 9:30 朝礼・申し送り
- 10:00 状態観察・バイタルサイン・皮膚処置・点滴+ルートキープ
- 11:00 看護記録・注入・血糖測定
- 12:00 昼食
- 13:00 医師の診察・薬剤管理
- 14:30 薬剤管理
- 16:30 介護士への申し送り
- 17〜18:00 退勤
利用者は変わらないため情報収集する必要がほとんどないです。
日勤は8:30出勤で、ギリギリで出勤しても間に合います。
朝忙しいママナースでもゆとりを持ち出勤できます。
\特養看護師の1日の流れが分かる/
夜勤・オンコールはある?
夜勤がある職場もあります。常勤のオンコール当番は週1〜2回ほどです。
月に1〜2回は掛かってきますが、電話対応で済むことほとんどです。
オンコールのため、24時間点滴と吸引が必要な方は特養では受け入れません。
特養看護師の給料
常勤は、手取り月収20〜24万円、年収400〜480万円、ボーナス3〜3.5ヶ月が相場です。
ここに、オンコール・夜勤手当がプラスされます。
派遣は、1勤務(8時間勤務)、フルタイム週5日で手取り30万円前後(時給2000円以上)です。
パートは、時給が安い傾向で、時給1600〜1800円の求人が多いです。
派遣切りはないため、雇用の面では安定しています。
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サイト名 | 公式サイト | 特徴 |
レバウェル看護派遣(旧看護のお仕事) |
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M-Cナースネット |
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ナースではたらこ |
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特養看護師のメリット
定時上がり
業務量が少なく、治療・検査がないためゆとりを持って働けます。
受け持ち制もないため、急変時でも1人だけ負荷のかからず業務分担できます。
夜勤がない
病棟での夜勤がなくなってから体調を崩すことが無くなりました。
20代は体への影響が少ないですが、今後も続けると考えると気が重くなります。
看護スキルを維持できる
最低限のスキルを使うので、今後転職を考えている方にもおすすめです。
病院みたいにバタバタした環境ではないので、採血・ルートキープの経験が少ない方でもゆっくり余裕を持ちスキルを磨けます。
特養看護師のデメリット
病院と比べると給料が落ちる
病院と比較すると、夜勤がない分は手取り約5万円下がってしまいます。
中には、夜勤手当がない部分を看護師の単発バイトで補う働き方もできます。
『給料を下げたくない・夜勤もしたくない』イイとこ取りです。
\単発バイトで給料を上げたい方へ/
医師が常駐していない
医師が常駐していないため不安になる人がいます。
受診の判断が難しいですが、電話対応ができるので心配することはありません。
暇な時間ができる
業務量が少なく、利用者の状態も安定しているため、暇な時間を持て余します。
終業前2時間は何もせず過ごす日もあります。
こんな看護師が特養に向いている
緊張感なく働きたい
手術・治療・処置と分からない処置がないです。
決まりきった処置で、出勤前は平常心で出勤できます。
オムツ交換・清潔ケアをしたくない
介護士さんが全てのケアを行っているため、看護師だけの業務に専念できます。
体への負担も無くなるため、腰痛持ちの方に優しい職場です。
上記ケアがないのは、職場によって変わるため要確認しましょう。
夜勤をしたくない
職場によっては夜勤がある場合があるため、要確認しましょう。
特養だと1人勤務のため病棟より不安が強くなります。
夜勤のない職場では、正社員はオンコール当番があります。
オンコールは週1〜2日の頻度で対応します。オンコールは月1回かかってくるかどうかです。
実務経験が長い方
臨床が長い方がアドバンテージがありますが、若手でも十分働けます。
医師(24時間電話可)が常駐してないため、急変時はアセスメントして受診すべきかの判断が必要となります。
いざという時は医師へ連絡できたり、他の看護師もいるため1年目看護師でも働くことができます。
特養看護師へよくある質問
特養で急変がよくある?
急変時は、とりあえず救搬依頼をして、CPR、AEDを使用して対応します。
誤嚥性肺炎や尿路感染症などで状態変化はたまにあります。
特養では、酸素投与や点滴ぐらいしかすることがありません。
医師・家族へ連絡し、急ぐ時は救急搬送、そうでない時は送迎車で搬送します。
軽度な症状であれば家族・医師と相談して経過観察になることもあります。
1年目看護師でも働ける?
特養は、状態観察、採血、点滴確保、吸引などのスキルが必要です。
病院で半年以上の経験があれば、十分働けるスキルが付きます。
\1年目看護師でも働ける特養/
【まとめ】
特養看護師の仕事内容、給料、メリット・デメリットなどを紹介しました。
病院に比べると夜勤がなく、業務量が少ない分給料が落ちますが、施設の中では高いです。
時間・体力的に余裕があり、ワークライフバランスを重視した働き方ができます。
特養看護師3年目。看護師歴9年 正社員病棟・夜専・特養、派遣経験。病棟の人間関係やハードな仕事に病みがちで病院を辞める。特養看護師となり、ストレスなく働き続けれる環境を知る。特養のストレスなく働ける環境を知ってもらえると嬉しいです!